UEFA、今季CL決勝の開催地をロシアからフランスのサンドニに変更 「ほかに類を見ない危機的状況」
5月28日開催はそのままに、ロシアからフランスへ移行
欧州サッカー連盟(UEFA)は2月25日、ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦を、ロシアのサンクトペテルブルグでの開催を取りやめ、フランスで開催することを発表した。
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試合時間は当初の予定通り、現地時間5月28日の21時(日本時間29日5時)のキックオフで行われ、会場は1998年フランス・ワールドカップ(W杯)の決勝戦で使用されるなどフランスの代表的なスタジアムである、パリ郊外のサンドニ・スタジアムに決まった。
UEFAは「フランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、ほかに類を見ない危機的状況のなか、欧州クラブサッカーの最も権威ある試合をフランスに移転させるという支援と尽力に感謝とお礼を申し上げる」としている。
また、UEFAは声明で「フランス政府とともに、悲惨な人的被害、破壊、住居を追われる状況に直面しているウクライナのサッカー選手とその家族の救済を確保するための取り組みを全面的に支援していく」と発表。「UEFAの大会に出場するロシアおよびウクライナのクラブおよび代表チームに対し、追って通知があるまでホームマッチを中立地で行うよう求めることも決定した」とも明かした。今後の状況次第で事実の再評価を行い、必要に応じてさらなる決定を行えるという。
予断を許さない社会情勢のなか、W杯欧州予選プレーオフでロシアと同じ準決勝グループに入っているポーランド、チェコ、スウェーデンの3か国が連名でロシアでの試合を拒否する声明を発するなど、多くの影響が表面化している。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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