鹿島FW上田綺世、“エグい”豪快弾を元日本代表ボランチが検証 シュート前に込めた“メッセージ”とは?

鹿島FW上田綺世(写真は昨季のもの)【写真:佐藤彰洋】
鹿島FW上田綺世(写真は昨季のもの)【写真:佐藤彰洋】

元日本代表MF橋本英郎が公式ツイッターで上田のゴールを分析

 鹿島アントラーズの日本代表FW上田綺世は、2月19日に行われたJ1開幕節のガンバ大阪戦(3-1)で2ゴールを挙げた。技ありの1ゴール目に注目が集まったなか、元日本代表MF橋本英郎(おこしやす京都AC)が「なぜゴールは生まれたか?」を検証している。

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 岩政大樹コーチが監督代行を務める鹿島は、G大阪戦でFW鈴木優磨と上田が2トップを組んだなか、スコアが動いたのは前半20分だった。

 MFディエゴ・ピトゥカがハーフウェーライン付近からG大阪の最終ライン裏に正確なスルーパスを供給。タイミング良く抜け出した上田が相手ペナルティーエリア内に侵入し、ダイレクトで右足を振り抜く。腰をひねって力を伝えた一撃が逆サイドのネットに突き刺さった。

 その後、両軍が1ゴールずつ取り合ったなか、2-1で迎えた後半21分にもMF荒木遼太郎のパスから上田が2ゴールを叩き込んで勝利を決定づける働きを見せた。

 とりわけ1点目は技ありだったが、日本代表15キャップを刻み、今年から関西サッカーリーグ1部おこしやす京都へ移籍した橋本がツイッターで、「上田綺世のゴールはなぜ生まれ、どうすれば防げたか?」を独自に検証。「1.上田選手のカラダの向き」「2.スペース創出のための動き出し」「3.体重を乗せた思い切りの良いシュート」「4.プレーを続行させる大切さ」をポイントに挙げている。

 上田はスルーパスをもらう前の身体の向きの取り直しており、「パスの出し手にどこにボールを出して欲しいか」を伝えていると指摘。外側に膨らむプルアウェーの動きで自身の前にスペースを作り出し、「出し手からすると、ミスを恐れずスペースに蹴ればいいとわかるので、スルーパスを出す決断が容易になります」としている。

 シュートをコースに強く打つ意識についても解説した橋本。投稿ではG大阪視点での分析もされている。

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