「ケインの獲得を目指した」 ストライカー不在のマンC、グアルディオラ監督が昨夏の補強プランを回想

マンチェスター・Cのグアルディオラ監督とトッテナムFWハリー・ケイン【写真:AP】
マンチェスター・Cのグアルディオラ監督とトッテナムFWハリー・ケイン【写真:AP】

昨夏の移籍市場では4度のオファーが断られたと明かす

 プレミアリーグで首位に立つマンチェスター・シティは、現地時間2月19日の第26節でトッテナムと対戦する。開幕節の対戦では、トッテナムが下馬評を覆して1-0で勝利した。当時、シティはトッテナムのエースであるイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に動いていたが、最終的に移籍は実現せず。今季2度目の対戦を前に、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、夏の動きを振り返っている。英紙「ザ・サン」が報じた。

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 アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの退団を受けて、新たなストライカーを探していたシティは、ケインの獲得を目指した。タイトル獲得を切望するケインも、移籍を希望しており、選手とクラブは条件面でも合意していたと報じられたが、最終的にはトッテナムが移籍を認めなかった。

 移籍交渉が行われていた開幕節で、トッテナムはケイン不在でシティと対戦。韓国代表FWソン・フンミンのゴールでシティを撃破する。この試合を含め、開幕3連勝のトッテナムはリーグの首位に立ち、ケインも残留することになった。しかし、半年が過ぎた今、シティが首位に立っている一方で、ケインの残留したトッテナムは8位となっている。

 試合前の会見でグアルディオラ監督は、「私たちは(ケインの獲得を)目指したが、話がまとまるところからははるかに遠いところにいた。トッテナムには、(移籍を)実現させる気がなかったことが明白だった。それが2回、3回、4回と続き、すべてが終わった」と、トッテナムとの交渉の舞台裏を明かした。

 今季の公式戦で98得点を重ねているシティだが、グアルディオラ監督はストライカーが不在という状況を変えたかったことを認める。

「今だからこそ、『ハリー・ケインは来なかったが、すべてはうまくいっている』と言える。だが、当時は、そうなるか分からなかった。私たちはスパーズに開幕戦で敗れ、コミュニティー・シールドでもレスターに敗れた。そして、この後の数週間で何が起こるかは、分からない」

 そして、指揮官は「クラブは取り組んでいる。監督を探し、GK、サイドバック、センターバック、攻撃的MF、ストライカーを探している。その動きが止まることはない。私たちは25点、30点取るようなストライカーはいないが、10点、12点取れる選手が3、4人いれば、私たちはタイトル獲得に近づくことができる」と、ストライカー不在の状況への対応について語っている。

 開幕戦では黒星を喫したシティだが、ケインの出場も予想される今回の対戦では、その時の借りを返すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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