セルティック監督、前田大然のダービー出場熱望も「プライベートジェットは用意できない」
日本代表としてアジア最終予選の試合に出場するかどうかがポイントと指摘
日本代表は2月1日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節のサウジアラビア戦を控えている。この翌日にセルティックは、レンジャーズとのダービーマッチであるオールドファームを迎える。現在、4人の日本人選手が所属するスコットランド1部セルティックからは、FW前田大然が日本代表に招集されているが、アンジェ・ポステコグルー監督は前田のオールドファーム出場の可能性に最後まで賭けるようだ。スコットランド紙「デイリー・レコルド」が報じている。
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セルティックは日本代表に招集された前田に加え、オーストラリア代表に招集されているMFトム・ロギッチを欠いている。2月1日に、それぞれ代表での試合がある彼らは、コロナ禍ということもあり、2日に行われるレンジャーズとの試合に向けて、試合会場に到着できるかも微妙なところだ。
それでも、ポステコグルー監督は最後まで彼らがオールドファームに出場できる可能性を探るようだ。ピッチに立たせる条件として、代表チームで試合に出場しないことを挙げた。
「彼らは、2人とも(オールドファームの)前日にプレーすると思う。もし彼らがプレーすれば、その48時間、あるいは24時間以内に2試合でプレーさせるようなことはしない。実現は難しそうだ。私の監督としての薄給では、彼らを間に合わせるプライベートジェットを用意することもできない。より大きな判断は、彼らがプレーしたかどうかによる」と、説明した。
そして、「トミー(ロギッチ)は間違いなくプレーするだろう。オーストラリアは、(オマーンとの)ビッグマッチが控えているからね。(前田)大然も、木曜日(中国戦)でプレーしているから、彼らがプレーするかどうかだ。可能性の話だが、彼らが前日にプレーしたら、私たちが彼らを間に合わせることができたとしても、やはり難しいよ」と、2人のオールドファーム出場が現実的ではないことを強調しながらも、可能性を完全に捨てはしなかった。
現在、首位のレンジャーズを逆転するためにも、ポステコグルー監督は直接対決に可能な限りの戦力を集めたいところだろう。試合後に移動しても、時差調整の時間もない状況になるが、2人はオールドファームの舞台に姿を現すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)