フランスがドイツを撃破しEURO決勝進出! 2得点グリーズマンは“将軍”プラティニ以来の大会6ゴール

ドイツが圧倒的にボール保持するも、開催国が2-0と快勝

 欧州選手権(EURO)準決勝のドイツ対フランスが現地時間7日に行われ、開催国フランスがエースFWアントワーヌ・グリーズマンの2得点で世界王者ドイツに2-0で快勝を収め、4大会ぶりの決勝進出を果たした。

 フランスはDFアディル・ラミとMFエンゴロ・カンテが出場停止だった準々決勝アイスランド戦と同じスタメンで4-2-3-1システムを採用。DFマッツ・フンメルスを出場停止で欠き、MFサミ・ケディラが負傷で離脱したドイツは、主将MFバスティアン・シュバインシュタイガーをアンカーに置き、MFエムレ・ジャンと司令塔MFトニ・クロースがインサイドハーフに並ぶ4-1-4-1システムでこの大一番に臨んだ。

 最初の決定機はフランスだった。前半7分、MFブレーズ・マテュイディとのワンツーでFWアントワーヌ・グリーズマンがペナルティーエリアに進入。スラロームするようなドリブルでドイツ守備陣をかわして右足グラウンダーで狙ったが、ドイツGKマヌエル・ノイアーが左手一本で弾き出した。

 一方のドイツも前半14分に左サイドからのクロスが相手に当たってペナルティーアーク付近にこぼれたところでMFエムレ・ジャンが左足ダイレクトで狙ったが、今度はフランスGKウーゴ・ロリスが右手一本で弾き出し、両GKがファインセーブを見せた。ドイツは次第に主導権を握り、同27分にはMFバスティアン・シュバインシュタイガーが巻いて落とす右足ミドルで狙ったが、これもロリスが素晴らしい反応で弾き出した。

 次第にフランスがペースを奪い返して迎えた前半アディショナルタイム、ストレート系の速い右CKにDFパトリス・エブラが頭で合わせにいったところで、マーカーのシュバインシュタイガーが手でボールにコンタクトしてしまった。審判団はインカムで話し合ったのか少し判定に時間がかかったが、イタリア人レフェリーのニコラ・リッツォーリ氏はPKの判定。これをグリーズマンがノイアーの逆を突いてゴール左に決め、1-0と先制して前半を終えた。得点ランキング単独トップのグリーズマンは通算5ゴールに伸ばした。

 

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