「プレミアは20チームによる優勝争い」 プレミア3度目の挑戦となるモウリーニョは慎重な所信表明

特定クラブをライバル視はできない

 昨年12月にチェルシー監督を退任したモウリーニョ監督は、ユナイテッドでプレミア復帰を果たした。それ以外にもスペイン時代にしのぎを削ったグアルディオラ監督がマンチェスター・シティの新監督に就任。アーセナルのアーセン・ベンゲル監督やリバプールのユルゲン・クロップ監督、チェルシーのアントニオ・コンテ監督など錚々たる顔ぶれが揃う群雄割拠の時代を迎えた。

 グアルディオラ監督やベンゲル監督と激しい舌戦を繰り広げるなど、ライバルと火花を散らしてきたモウリーニョ監督だが、特定のクラブをライバル視できる状況ではないと警戒を強めている。

「特定の監督、クラブ、自分はこの言葉を嫌っているのだが、敵について話すことは正しいことと思わない。スペインでは2強の戦いだった。今では3強だけどね。私がイタリアにいた時は3チームだった。その時代は、そのアプローチが通用した。プレミアリーグでは、全く通用しない。もしも、1クラブに集中すれば、その他のクラブが笑うことになる。私はそれにもう加担しない」

 かつてはメディアや対戦相手に激しく牙を向いた“スペシャル・ワン”も、3度目のイングランドでの挑戦を前により慎重になっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング