「参加できる可能性は50%」大混乱のアルゼンチン代表がリオ五輪欠場危機

「いまだ参加選手のリストを提出していない」同国五輪会長が激怒

 先日のコパ・アメリカ・センテナリオ決勝戦でPK戦の末に敗れたアルゼンチン代表が大混乱に陥っている。ヘラルド・マルティーノ監督が辞任を表明しただけでなく、「リオデジャネイロ五輪に参加できるかは50パーセントだ」と、アルゼンチンオリンピック委員会の会長が発言している。地元紙「ブエノスアイレス・ヘラルド」が報じている。

 まず、現地時間8月4日に開幕するリオ五輪まで1カ月を切った現地時間5日に、マルティーノ監督が辞任を表明した。そしてさらに、同日の夜には代表チームの技術スタッフ全員が辞表を提出するという大混乱に陥った。決勝のPK戦で失敗したエースのFWリオネル・メッシが代表引退を宣言し、他の有力選手も追随する構えを見せている中で、チームを率いる監督以下首脳部まで全員が代表チームを離れようとしている。

 さらに、問題はそれだけではないようだ。アルゼンチンはリオ五輪のサッカー競技に予選を突破して出場を決めているが、同国のオリンピック委員会のヘラルド・ウェルテイン会長はチームが参加できない可能性があるとしている。

「アルゼンチン代表が五輪に参加できる可能性は50パーセントだけだ。もう20カ月も全く連絡を寄越してこない状況が続いている。この国にとってサッカーは非常に重要なものであるが、いまだに参加選手のリストを提出していない。本当に恥ずべきことだ」

 

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