「彼に脱帽せざるを得ない」 マンUジョーンズ、712日ぶりの出場で涙 クラブOBも賛辞

712日ぶりに出場したDFフィル・ジョーンズ【写真:AP】
712日ぶりに出場したDFフィル・ジョーンズ【写真:AP】

第21節ウォルバーハンプトンに出場したジョーンズ、敗戦もハイパフォーマンスに称賛

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間1月3日のプレミアリーグ第21節ウォルバーハンプトンと対戦し0-1で敗れた。ユナイテッドの元イングランド代表DFフィル・ジョーンズが712日ぶりにスタメン出場し、チームは敗れたがハイパフォーマンスを披露。クラブOBである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は「彼に脱帽せざるを得ない」と賛辞を送った。

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 ジョーンズは2011年にブラックバーンからユナイテッドに加入。当時指揮を執ったサー・アレックス・ファーガソン監督も高く評価し、ファン・サポーターも将来を期待する選手の1人だった。

 しかし、ファーガソン監督が退任して以降は度重なる怪我に悩まされ、出場機会は減少。オレ・グンナー・スールシャール前監督の下では完全に構想外に。ユースチームでのプレーも度々経験した。

 20年1月以来の公式戦出場となったジョーンズは終始安定したプレーを披露。英サッカー情報サイト「Squawka」公式ツイッターはジョーンズのスタッツを公開。両チームトップの3つのブロック、両チームトップタイとなる2つのインターセプトを記録。デュエル勝率では100%でハイパフォーマンスを披露した。

 ジョーンズを称賛したファーディナンド氏のコメントを英サッカー情報サイト「Squawka」が紹介している。

「彼が怪我もなく、無事に試合を終えてくれたことは嬉しい。あれだけ長い間離れていたのに、きちんとしたパフォーマンスを見せるのは簡単なことではない。だから、フィル・ジョーンズには脱帽するしかない」

 試合が終了し、ピッチを後にする際に涙を流したジョーンズの姿を米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが公開。この投稿には「ユナイテッドのベストディフェンダー」「まだヨーロッパで最高のリーグで仕事をしている」などファン・サポーターから賛辞が寄せられている。また英紙「デイリー・スター」も「復帰後、涙を流しながらピッチを後にするフィル・ジョーンズの姿が撮影された」と伝えた。

 ジョーンズにとってファン・サポーターに自身がユナイテッドにとってふさわしい選手であることを再認識させる一戦になったと言えるだろう。

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