ルール変更が適用されたJリーグ 浦和の槙野退場処分に見る「得点機会阻止」の新解釈とは

手を使った反則は従来どおりの判定に

 このうち、イエローカードで済むのは、(2)のペナルティーエリア内のファウルであり、(5)の不用意なプレーでストップした場合のみだ。それ以外の場合は、すべてレッドカードになるという部分は以前と変わっていない。今回の槙野のケースは、(2)のペナルティーエリア内で起きた反則だが、(4)の手を使って相手をストップするプレーに該当したため、PKとレッドカードという判定になった。

 ルール変更の初戦だっただけに混乱したサッカーファンも多かったかもしれないが、サッカーという競技において手で抑える、つかむという反則は意図がなければ起こらない反則として、厳しく扱われる。今回は槙野が手で抑えにかかってしまったため、退場処分、PK、次節出場停止という“三重罰”を受けることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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