27歳日本人が海外リーグMVP「ほかは考えられない」 シーズン44発で得点王…圧巻の活躍に米注目

FW土井智之はシンガポール・プレミアリーグで4冠を達成
シンガポール1部プレミアリーグのゲイラン・インターナショナルのFW土井智之は今季リーグ戦31試合で44得点という桁外れの活躍で年間MVPに選出された。海外メディアで「トロフィーがほかに渡るのは考えられない」と称賛されていた。
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これまでシンガポールやアルバニアのクラブ、そして藤枝MYFCなどでプレーしてきた27歳の土井は、昨年1月からゲイランに加入。24-25シーズンはリーグ戦31試合で8度のハットトリックを含む44得点を挙げた。
この圧巻の活躍により、土井は今季のプレーヤー・オブ・ザ・シーズンを受賞。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によれば、リーグと国内カップの2冠を達成したライオン・シティ・セーラーズの中心選手だったベイリー・ライトとシャワル・アヌアルの2人の候補も「受賞に値する選手だった」としたうえで、「24年前に伝説のミルコ・グラボヴァツが打ち立てた38ゴールの記録を破り、歴史を作った土井以外の誰かにトロフィーが渡ることは考えられない」と土井が納得の受賞だったと伝えている。得点王、チーム・オブ・ザ・シーズン、そして得点記録更新を称える特別賞と合わせて個人“4冠”を達成した。
土井は「ESPN」に対し、「正直にいえばゲイランは首位を争い、チャンピオンにふさわしいチームだった。それを達成したかったけどできなかった。僕らには素晴らしい選手が何人もいた。全力で戦ったけど、残念ながらチームとしてのタイトルは獲れなかった」と3位でリーグ制覇を逃したことについて悔しさをにじませた。個人タイトルに関しては「もちろん非常に光栄なこと。ただ、チームメートやスタッフなど、手助けをしてくれた人たちなしでこの賞を手にすることはできなかった。彼らにとても感謝しています」と語った。
また、同メディアは「来季土井がどこでプレーするのかは公式では何も明らかになっていない。タイ1部への噂が過熱しているなかで、ゲイランを離れると見られている」と27歳の日本人FWの去就についても言及。土井も自身の去就について「明日何が起こるのかはわからない」とコメントした。シンガポールで大暴れしたストライカーの次なるステップに注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)