ドルトムント香川も通った道 リオ五輪に帯同する東京五輪のエース候補4人とは

南アフリカW杯では香川、酒井高らが帯同し、刺激を受ける

 リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表メンバー18人が発表された。トレーニングパートナーとしてU-19世代の選手が4人選ばれたが、昨年度の高校選手権で活躍したFW小川航基(磐田)、渡辺皓太(東京Vユース)ら「東京五輪世代」の原石が貴重な経験を得ることになった。

 この選考について日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、4年後に控える東京五輪に向けて「U-19日本代表の選手も帯同させることを決断した」と冒頭で語った。1月のリオ五輪アジア最終予選優勝で6大会連続出場が決まった直後、手倉森誠監督との話し合いで10代の若手有望株を大会直前の合宿までトレーニングパートナーとして帯同させることが決まったという。

 U-19日本代表は現在、アメリカで行われているNTC招待大会を戦っているが、そこに参加しているメンバーが選ばれている。今季仙台ユースからトップチームに昇格したDF小島雅也(仙台)、現役高校生の冨安健洋(福岡)と渡辺、そして磐田に今季入団した小川の4人が選ばれた。

 小島と冨安は4月20日に行われたヤマザキナビスコカップ(決勝トーナメントからYBCルヴァンカップに改称)予選リーグ、仙台対福岡でともにMF登録ながら先発出場を果たしている。前半7分に思いきりの良いミドルシュートを放った冨安は185センチの長身で、ボランチもしくは最終ラインの統率者として期待がかかる。この試合ではサイドを主戦場とする小島も積極的に飛び出すプレーを見せていた。

 

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