プレミアリーグ“3強”最新格付け…ポジション別充実度&新戦力を査定 1位は攻守で圧倒、“150億円の男”ら新戦力に誤算も

どこからでも点が取れるチームに 新戦力サウールは沈黙…

3位 チェルシー

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FW:★★★☆☆/3
MF:★★★★☆/4
DF:★★★★★/5
GK:★★★★★/5
新戦力:★★☆☆☆/2
合計:19点

 直近の5試合で2勝2分1敗とやや調子を落とし気味なチェルシーを順位通り3番手とした。第14節までは複数失点がなく、シティと並ぶリーグ最少失点(9失点)の堅守を誇るが、第15節でウェストハムに2-3で敗北。一気に3位まで転落した。

 目玉補強だったFWロメル・ルカクは怪我もあってここまで3得点。FWティモ・ヴェルナーも1得点と両ストライカーは揃って鳴りを潜めている。

 その代わりにMFメイソン・マウントがチームトップの5得点をマークするなどすっかりチームの中心的存在に。ブレイク中のDFリース・ジェームズも4得点と、FWの決定力不足をほかのポジションの選手がカバーしている。得点力はリーグ2位(35得点)で、計16選手が得点を記録。しかも、そのうち11選手が複数得点と、どこからでも得点できるのが今のチェルシーの強みだ。

 選手層の厚さはリーグ屈指のはずだったが、今季は負傷やコロナ感染による離脱者の多さに苦しめられている。加入以来最高のパフォーマンスを見せていたDFベン・チルウェルはUEFAチャンピオンズリーグで膝を負傷して長期離脱。主軸のMFエンゴロ・カンテやMFマテオ・コバチッチがフル稼働できなかったのも大きな誤算だった。

 アトレティコ・マドリードからローンで加入した新戦力のMFサウール・ニゲスは完全に沈黙。プレミアリーグでの出場はわずか3試合(先発2回)で大半の時間をベンチで過ごしており、1月の移籍市場でローン契約の打ち切りも噂されるほど。ルカクも含め、新戦力は期待外れの出来となっている。

 一方で、一時は戦力外だったFWハキム・ツィエクがトゥヘルの戦術にフィットし始めたことや生え抜きのDFトレヴォ・チャロバー、MFルーベン・ロフタス=チークの台頭などポジティブな要素も少なくなかっただけに、今後にも十分期待のできる内容だった。 

   ◇   ◇   ◇

 3強による優勝争いの様相を呈している今季のプレミアリーグ。後半戦に向け、快進撃を続けるウェストハムやアーセナル、監督交代に踏み切ったマンチェスター・ユナイテッドやトッテナムはどれだけこのトップ3に食らいついていけるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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