カンテ、パイェら隠れた逸材の移籍は実現しない!? 英国のEU離脱がプレミアリーグに与える影響は

世界最高のリーグにしたければ、EU残留が重要」の声も

 一方で同紙は外国人選手の数を抑制することで、英国サッカーのレベルを向上させられるという考え方もあると紹介している。現在プレミアリーグにはホームグロウンプレイヤー(英国人と英国クラブの下部組織出身選手)枠がすでに存在し、一定数の英国出身選手を試合の登録メンバーに入れる必要がある。これが英国出身選手の移籍金を高騰させ、プレミアリーグのクラブの国際競争力を下げている一因にもなっている。

 外国人枠が削減となれば、英国出身選手の市場価値が今まで以上に市場価値と掛け離れるという弊害も生まれそうだ。

 日本はEU外のために、プレミア移籍に選手は内務省による厳格な審査を乗り越えてきた。FW岡崎慎司(レスター)、DF吉田麻也(サウザンプトン)に続く、日本人選手の将来的なプレミア移籍に今回のEU離脱は影響を与えるかもしれない。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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