「いつか中盤でプレーすると分かっていた」と語るルーニー 手本とする2選手とは?

「2人のプレーを練習でもずっと見てきた」

「(自分は)スティーブン・ジェラード、ポール・スコールズという、イングランドの生み出した最高のミッドフィルダーとプレーしてきた。彼らのプレーぶりを看過するほどバカじゃない。いつか、このポジションでプレーすると分かっていたからね」

 リバプールでUEFAチャンピオンズリーグを制覇した現LAギャラクシーのジェラード、そして、ユナイテッド史上最高の司令塔と呼ばれるスコールズ氏の薫陶を受けてきたと、ルーニーは自任する。

「彼らとプレーしていた時は、ずっと見ていた。練習でも見ていた。2人から少しずつ吸収しようとしてきた。そこに自分のプレーを加えるようにしている」

 ジェラードとスコールズという2人のレジェンドに自らの流儀を加えることで、“MFルーニー”が成り立っているという。

「ストライカーの場合、ほとんどの時間ゴールに背を向けたプレーになる。中盤ではゴールと正対できる。違う役割で違うポジション。違う役割でも、自分のプレーを見せなければいけない」

 これまでゴールゲッターとしてのみならず、アシスト役、前線のプレッシング係とマルチな役回りを高いレベルで示してきたルーニーは、今回のEUROで中盤の選手としての完成形を披露し、チームを欧州王者へと導くつもりだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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