C・ロナウド圧巻2発も3戦連続ドローのポルトガル 3位で辛くも16強クロアチア戦に滑り込む

ハンガリー相手に3-3ドロー

  欧州選手権(EURO)敗退の危機を迎えたポルトガルの窮地を救ったのはやはり、FWクリスティアーノ・ロナウドだった。ポルトガルはグループステージ第3戦ハンガリー戦で3失点しながらもロナウドの2得点で3-3のドローに持ち込み、3戦連続引き分けの勝ち点3にとどまりながらも3位の中で上位4チームに入ることを確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。

 激戦のきっかけとなったのは前半19分、ハンガリーの先制点からだった。右CKからのこぼれ球をFWゾルターン・ゲラが拾うと迷うことなく左足でミドルを放つ。地を這うような弾道のシュートはゴール右隅へと収まり、ハンガリーが1-0と先制点を奪った。

 決勝トーナメント進出のためには敗戦が許されないポルトガルは、同28分にロナウドが約30mの距離から直接FKを蹴る。今大会では壁にぶつけ続けていたCR7だが今回は低弾道でゴール枠内を襲う一撃を放った。しかしバウンドしたボールはハンガリーの今大会最年長選手であるGKガーボル・キラーイのスーパーセーブに遭った。同35分には右25mの位置で再び直接FKを放ったが、大きく右上へとはずした。

 しかし同42分、ロナウドからの高速スルーパスに反応したFWナニがペナルティエリア左からダイレクトでシュート。これがキラーイのニアサイドを射抜いて1-1の同点としてハーフタイムを迎えた。

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