「この道は通りたくなかった」とスペイン監督も嘆き節 2位転落でイタリアとの16強決戦へ

2012年大会の決勝の再現

「この道は通りたくなかった。だが、これがフットボールだ」

 現地時間27日に行われる決勝トーナメント1回戦で、スペインとイタリアがぶつかることになった。今大会に入り、伝統の堅守と鋭いカウンターで勝利を重ねているカテナチオ軍団との対決は、2012年大会決勝の再現となる。1位通過なら避けられた難敵だけに、デル・ボスケ監督は悔やんでいた。

「イタリア戦までに分析する時間はある」と、試合までの5日間でアッズーリ対策を講じることを誓ったが、この試合では守護神デ・ヘアが不安定さを露呈。それでも指揮官は「ゴールに関してデ・ヘアを責めることはできない。負けた場合は全員有罪だ」と擁護している。

「試合をコントロールした。ひどいプレーは見せていない。負けることはフラストレーションが募る。決勝トーナメント進出はできた。継続するチャンスを手にできている。次の試合までに切り替えて、前を向くだけだ」

 3連覇に向けて、守護神の不安定さという死角を見せた無敵艦隊。難敵イタリアを華麗なパスワークで沈めることができるだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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