J1得点ランク1位の前田大然、日本代表でも「負けない」武器と東京五輪後の“変化”とは?
東京五輪で強まったゴールへの意識 「練習から目に見える結果を残せたら」
日本代表は8日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の11月アウェー2連戦(11日ベトナム戦、16日オマーン戦)に向けたオンライン会見を実施。FW前田大然(横浜F・マリノス)は“東京五輪後の変化”に触れ、「ゴールの意識は強くなった」と力説している。
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東京五輪のメンバーに選ばれた前田は、グループリーグ第3戦のフランス戦(4-0)で1ゴールを上げたものの、決勝トーナメントではノーゴールに終わった。「五輪では僕を含め攻撃陣が点を取れなかった。チームに帰ってからゴールの意識は強くなった。ゴールというのを見てもらいたい」と語る。
悔しさを味わった五輪を経て、ゴールへの意識が一層高まったという。今季リーグ戦35試合を終えて、J1リーグ得点ランキングトップの21ゴールをマーク。五輪後は2度のハットトリック、3試合連続ゴールなどを含め14試合11ゴールと強烈な存在感を示す。
「取らないといけないという思いは、今までもあったけど、より一層強くなった。チームがあって自分がゴールをできていると思うので、良い意識で試合に臨めていたと思う。自分が取らないと、という思いは強くなった。自分が引っ張るという思いでチームでやってきたので、そういうメンタルのところは大事だと思う」
前田の武器といえば爆発的なスピードに加え、絶え間ないスプリント力だ。「スピードの部分では負けないと思っている。それ以外のところではまだまだ他の選手に勝っているとは思わないので、いろいろなものを盗んでやっていければ」と、自身のセールスポイントを強調した。
代表チームにはFW浅野拓磨(ボーフム)やMF伊東純也(ヘンク)らスピードスターがひしめく。「単純なスピードや、それを繰り返せるのが自分の武器。競うのではなく、選手全員でそれを上手く試合で使えれば」と、状況や展開に応じた出場をイメージしている。
五輪後を経てひと回り成長したストライカーは、「目に見える結果を残していかないと代表でも使われないと思う。練習から目に見える結果を残せたらいい」と続け、トレーニングから森保一監督監督にアピールする構えだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)