新生トッテナム、白星発進もコンテ監督は課題指摘 「すべての選手に改善の余地がある」
初陣となったECLフィテッセ戦で3-2と白星スタート
アントニオ・コンテ新体制となったトッテナムは、現地時間4日のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でフィテッセ(オランダ)と激突。両チーム合わせて退場者が3人出る大荒れの展開となったが、韓国代表FWソン・フンミンの先制ゴールなどでトッテナムは3-2で勝利を収めた。白星スタートを飾ったコンテ監督は、ヌーノ・エスピリト・サント前監督の下で低迷していたチームについて、「すべての選手に改善の余地がある」と語った。
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プレミアリーグで現在5勝5敗の9位に沈んでいるトッテナムは、今季就任のヌーノ前監督を解任。夏にも就任の噂があったコンテ監督が代役として招聘された。昨季インテルにセリエA優勝をもたらした闘将は、チェルシーでプレミア制覇の経験もあるだけに大きな期待を背負ってのロンドン再上陸となる。
そして、その初陣が4日のECL第4節となった。ここまで1勝1分1敗で迎えたトッテナム、はホームでフィテッセと対戦。試合は前半のうちに両軍合わせて5得点が乱れ飛び、さらに後半に入ると退場者も続出する荒れ模様の展開となった。
後半14分にトッテナムDFクリスティアン・ロメロがレッドカードを受けるも、一方のフィテッセも同35分にDFダニーリョ・ドゥーヒ、同39分にGKマルクス・シューベルトが立て続けに退場となった。後半はスコアが動かず、FWソン・フンミンとFWルーカス・モウラ、そしてオウンゴールによる3得点を奪ったトッテナムが3-2で競り勝った。グループGのトッテナムは勝ち点を7に伸ばし、同10で首位のレンヌに次ぐ2位につけている。
新天地で白星発進となったコンテ監督だが、チームは改善の余地を多く残しているとし、今後に向けた展望を英衛星放送「BTスポーツ」で次のように語った。
「私の考えでは、まだこのチームはすべての選手に改善の余地があると思う。まだしばらくは辛抱する必要があるだろう。戦術的にも肉体的にも多くの面で取り組むべきことがあり、選手たちは私の望むことを理解しなければいけない。私はこの仕事を恐れてはいません。取り組んだ先で重要な目標に到達できることを知っている」
ユベントス、チェルシー、インテルのビッグクラブでリーグタイトルを獲得してきたコンテ監督。短期間で勝てるチームを作り上げる手腕は欧州でも屈指の名将は迷走中のトッテナムを立て直し、再び優勝争いに食い込むレベルまで浮上させることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)