「伊東純也の覚醒」 殊勲の1得点2アシスト、連敗ストップの働きを現地メディア称賛
ズルテ・ワレヘム戦で4得点に絡む活躍を見せ、6-2の大勝に貢献
ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也が現地時間10月31日に行われたリーグ第13節ズルテ・ワレヘム戦に先発出場し、80分間のプレーで先制ゴールを含む1得点2アシストと躍動した。およそ1か月勝利から遠ざかっていたチームの連敗ストップに貢献したウインガーの活躍を、現地メディアも「伊東純也の覚醒」と伝えている。
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9月26日の第9節RFCスラン戦(3-0)で勝利後、3連敗と調子を落としていたヘンクだったが、この日は敵地でゴールラッシュを展開。その口火を切ったのが伊東だった。前半13分、右サイドを駆け上がったコロンビア代表DFダニエル・ムニョスからのラストパスを中央に走り込んだ伊東が右足のアウトサイドで合わせ、ゴール右隅へと流し込んだ。
伊東は前半アディショナルタイムにも右サイドからの正確なパスでFWクリスティアン・トルストベットのゴールをアシスト。後半2分にも右足での高速クロスをFWポール・オヌアチュの頭にドンピシャで合わせ、2つ目のアシストを記録した。
後半7分にはまたしても伊東のチャンスメイクをきっかけにヘンクが追加点をゲット。右サイドの深い位置からの折り返しをFWジョセフ・ペイントシルがシュート。これはDFに防がれるも、こぼれ球をMFブライアン・ヘイネンが押し込んだ。ヘンクは同9分にもさらに得点を奪う猛攻で、リードを大きく広げた。立て続けに2失点するも、終了間際の同41分には再びヘイネンがダメ押しゴールを決め、6-2でタイムアップ。伊東が計4得点に絡む活躍を見せたヘンクは、大勝で4試合ぶりの白星を手にした。
今季初めてゴールとアシストの両方を同時に決めた伊東について、ベルギーメディア「WARFOOT」は「伊東純也の覚醒」との見出しで報じ、日本人アタッカーの活躍を絶賛。試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された伊東は、今季成績を13試合で2得点6アシストとした。ヘンクは首位と8ポイント差の7位とやや苦戦を強いられているが、その中で伊東は「信頼できるパフォーマンスを見せている」と高い評価を受けた。