3戦全勝でコパ8強のアルゼンチン A代表初タイトルを狙うメッシが準々決勝で先発復帰へ

波乱の大会で頂点まで駆け上がれるか

 メッシはボリビア戦こそノーゴールに終わったものの、第2戦パナマ戦では芸術的な直接FK弾を含めて出場わずか26分間でハットトリックを達成するなど、出場時間が限られるなかでも存在感を示している。今季セリエA新記録の36ゴールを挙げたFWゴンサロ・イグアイン(ナポリ)、プレミア有数のゴールゲッターであるFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)らとの競演となれば、さらなる攻撃力アップは間違いない。

 南米選手権はコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)の左肩脱臼から強豪国に災難が続いている。ウルグアイ代表は2試合でグループリーグ敗退が決まり、なおかつFWルイス・スアレスがベンチ登録されていないことに腹を立てて強化ガラスをパンチ。そして“神の手ゴール”で29年ぶりグループリーグ敗退が決まったブラジル代表は、ドゥンガ監督の解任を決めるなど混沌としている。

 強豪国にとっての悪夢は、メッシにとってはA代表で初の国際大会制覇へ絶好の機会とも捉えられる。まずは現地時間18日に迎えるベネズエラ戦を制して、アルゼンチンはさらなる上昇気流に乗れるだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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