アルゼンチン紙がブラジルのコパ終戦を揶揄 21年前の宿敵による“神の手”事件を蒸し返し挑発

ペルーに0-1敗戦のブラジルが、29年ぶりにグループリーグで姿を消す

 コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)で、ブラジルは現地時間12日のペルー戦に0-1で敗れ、29年ぶりとなるグループリーグ敗退の屈辱を味わった。決勝点は相手選手の“神の手”による得点で物議を醸しているが、アルゼンチン紙「オレ」は21年前に行われた同大会の“神の手ゴール”を蒸し返し、宿敵の敗退を痛烈に皮肉っている。

 試合は後半30分、ペルーの右サイドアタックから、ゴール前にラストパスが送られる。ここに詰めたMFラウール・ルイディアスがゴールに押し込んだが、明らかに手に当たったものだった。それでも審判団による数分間の協議の末、最終的にゴールが認められて、これが試合を決める一撃となった。

 試合後に行われたインタビューで、ルイディアスは「僕は太ももでボールを扱ったよ。なぜ、手で扱ったのかの論争になったのかは分からない」とはぐらかしつつ、「レフェリーが結果的にゴールを認めてくれて幸せだったよ」と、“神の手ゴール”を悪びれずに喜んだ。

 そんなブラジルにとっての“不幸”は、宿敵アルゼンチンにとって“蜜の味”だったようだ。同紙でも今回のプレーについて「ルイディアスのとんでもない行動によって、コパ・アメリカを去る羽目になった。ブラジルでは論争と非難が起きるはずだ」と触れつつも、21年前の同大会で起きた“ある事件”について振り返っている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング