負傷者続出、フーリガンの暴徒化に歯止めを… 欧州選手権で競技場付近でのアルコール販売禁止に

空き瓶や椅子、机が凶器のミサイルに

 カズヌーブ内務大臣が“敏感なエリア”として挙げた地域はファンゾーンと呼ばれる、スタジアム近くでパブリックビューイング可能な広場や公共の場だけにとどまらず、近隣のカフェやバーもアルコール禁止の対象地域となるという。店舗にとっては売り上げ減の痛手になることは確かだが、店の提供する瓶ビールや椅子、机はミサイルのように宙を飛ぶ事態となっている。サポーターの暴徒化を鑑みれば、やむを得ない措置だった。

 イングランドサポーターのみならず、ロシアサポーターはイングランド戦でのスタジアム内でも開場のスタッド・ヴェロドロームの観光地帯を突破し、イングランドファンの所持していた国旗を破るなど目に余る行動を繰り返した。両軍サポーターで30人以上の負傷者が出ている。

 ここ近年警戒が高まっているテロではなく、サッカー界が昔から抱えるフーリガン問題によって欧州サッカーの祭典に暗い影を落としていることに、開催国フランス、そしてUEFAが頭を抱えているのは間違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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