清武移籍のセビージャ、EL3連覇の知将が退任 チリを躍進させた猛将を来季招聘へ

クラブがエメリ監督の退任を発表 サンパオリ氏との交渉開始を認める

 日本代表MF清武弘嗣の加入が決定したリーガ・エスパニョーラの強豪セビージャは、来季から新体制で臨むことになった。2013年からチームを率いてきたウナイ・エメリ監督の退任、そして昨年のコパ・アメリカでチリ代表を初優勝に導いた南米屈指の猛将ホルヘ・サンパオリ氏との交渉を開始すると、クラブ公式サイトが伝えている。

 エメリ氏はセビージャをUEFAヨーロッパリーグ3連覇に導くなどスペインが誇る知将として名声を確立し、パリ・サンジェルマンなど各国のメガクラブがその手腕を買っていることもあり、2017年までセビージャと結んでいた契約の早期解除に合意した。エメリ氏を失う形になったセビージャだが次の一手は非常に早く、サンパオリ氏との交渉開始を認めた。

 アルゼンチン生まれのサンパオリ氏の名が世界的に知れ渡ったのは、2012年から率いたチリ代表の躍進ぶりからだった。FWアレクシス・サンチェス(アーセナル)やMFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)らのスキルを生かしつつ、規律を持って闘うスタイルを構築した。

 2014年のブラジル・ワールドカップでは、連覇を狙ったスペインをグループリーグで2-0と撃破して世界に驚きを与え、決勝トーナメント1回戦では開催国ブラジルをPK戦まで追い詰めた。そして昨年のコパ・アメリカでは開催国となったチームを優勝に導くなど、チリを世界有数の強豪国へと押し上げる立役者となった。

 

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