名門ユベントスが”大不振”、開幕3戦で未勝利…“危機的状況”に海外メディア注目

開幕3戦で勝利なしのユベントス【写真:Getty Images】
開幕3戦で勝利なしのユベントス【写真:Getty Images】

第3節までの戦績は1分2敗、“ビアンコネリ”の凋落ぶりを英メディア酷評

セリエAのユベントスは開幕3試合で勝利なしという歴史的な不振に陥っている。2020年にはリーグ9連覇を達成した名門の凋落ぶりを英紙「デイリー・メール」も「問題が山積し、サポーターも幻滅している」と特集している。

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 2年前ならこの転落劇を誰が予想していただろうか。ユベントスは昨季、前人未到のリーグ10連覇を逃した。アンドレア・ピルロ監督の下で序盤から躓き、最後まで巻き返すことはできず4位フィニッシュ。なんとかチャンピオンズリーグ出場権は確保したが、得点王に輝いたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが退団するなどチームは大きな変化を余儀なくされた。

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督が2年ぶりに復帰してリベンジのシーズンが開幕を迎えたが、第3節までを終えた戦績は1分2敗。格下エンポリ相手にも敗れるなど現在20チーム中16位に沈んでいる。開幕3試合を未勝利で終えたのは過去52年間で2度目という珍事で、まさに歴史的な大不振に陥っている。

 デイリー・メール紙は「(GKヴォイチェフ・)シュチェスニーは不安定。(DFマタイス・)デ・リフトはかつての面影がなく、クリスティアーノ・ロナウドの30ゴールの代わりを見つけるのは不可能」と主力選手の低調なパフォーマンスや絶対的エースの抜けたダメージを埋めきれていないことなどを不振の理由として挙げ、「トリノには問題が山積し、サポーターも幻滅している」としてユベントスが置かれた危機的状況について伝えた。

 エバートンから復帰した期待の新戦力FWモイーズ・キーンも第3節ナポリ戦(1-2)で失点を招くミスを犯して厳しい視線を向けられ、中盤のフランス代表MFアドリアン・ラビオについても記事では「過去2年間のパフォーマンスの低さを考えれば、約600万ポンド(約9億1600万円)の給料も謎のままだ」と酷評されている。3試合でわずか1ポイントという状況ではやむをえないが、ネガティブな話題ばかりが浮かび上がっている。

 セリエA最多36回の優勝を誇る“ビアンコネリ”は最悪のスタートから立ち直ることはできるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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