シャルケ板倉が完封勝利に貢献、指揮官&独誌が絶賛 「いかに重要な存在かを示した」
パーダーボルン戦に先発し1-0勝利に貢献、現地での評価が急上昇
日本代表DF板倉滉は、12日に行われたブンデスリーガ2部第6節パーダーボルン戦に先発出場し、1-0の勝利に貢献した。アウェーで無失点に抑えたことで、日本代表DFに対するチーム内外からの評価が急上昇している。
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太ももの負傷によって日本代表の活動を離脱し、試合の2日前にようやくチーム練習に合流した板倉だったが、パーダーボルン戦では3バックの中央で先発。最後方からチームを統率し、今季ここまで無敗と好調を維持していた2位パーダーボルンの攻撃を無得点に抑える活躍を見せて、アウェーでの貴重な勝ち点3獲得に大きく貢献した。
ドイツ紙「レヴィア・シュポルト」によれば、シャルケのディミトリオス・グラモジス監督は試合後、勝利の立役者として決勝ゴールを決めたFWシモン・テローデと板倉の名前を挙げ、板倉については「ボールを持っている時の落ち着きぶりが際立っている。ボールとの付き合い方が素晴らしいんだ。それから彼はコミュニケーション能力も良い。我々にとって絶対的な利益と言える存在だ」と、攻撃面での板倉の“つなぎ役”としての貢献度の大きさを称賛している。
また、板倉に対する高評価は現地メディアからも出ており、ドイツ誌「キッカー」はパーダーボルン戦での板倉に両チーム最高タイとなる評価点2.5(6段階評価。1が最高点、6が最低点)を与え、さらに「急きょ出場した8月半ばのレーゲンスブルク戦では明らかな困難を抱えていたが、このシャルケにやってきた新たなディフェンダーは、同じく緊急発進となったパーダーボルン戦で自分がいかに重要な存在であるかを示した」と、パーダーボルン戦での板倉のパフォーマンスを絶賛している。
「キッカー」誌は板倉について、「自らの仕事を興奮することなく冷静に、それでいて忠実かつ効果的にこなしている。彼が今週金曜日のカールスルーエ戦でまたシャルケのディフェンスリーダーを務めても、それは驚くべきことではない」として、板倉が今後シャルケの守備の要として重要な役割を担っていく可能性があると予想している。加入から1カ月足らずしか経っていないにもかかわらず、板倉は早くもシャルケで確固たる地位を築きつつあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)