来季バルサ最大の補強ポイント「センターバック」 地元紙が獲得候補6人を紹介

アトレチコの逸材は高額な移籍金が障壁に

 闘将ディエゴ・シメオネ監督の下でリーガ三強に上り詰めたアトレチコ・マドリードにも、ターゲットの一角がいる。ウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスは、21歳ながらクラブ、代表でも主力として急成長中。ディフェンダーとしてのスキルは折り紙付きで、バルセロナは何度も獲得候補として名が挙がっている。獲得できれば長期間主力として期待できるが、ストーンズと同じく6000万ユーロの高額移籍金がネックとなる。

 高額な移籍金が壁となるのは、22歳のフランス人DFアイメリック・ラポルテ(アスレチック・ビルバオ)も同じ。5000万ユーロ(約62億5000万円)とも言われる市場価格に、ルイス・エンリケ監督が獲得に消極的とも伝えられている。

 前述した4人に比べて安価なのは、ウルグアイ人DFマウリシオ・レモス(ラス・パルマス)。今年1月に完全移籍で加入したレモスは、チームの1部残留に貢献。20歳という若さは魅力的で、移籍金は3000万ユーロ(約37億5000万円)とコストパフォーマンスに優れている。またカメルーン生まれのフランス人DFサミュエル・ユムティティ(リヨン)は左サイドバックとセンターバックの両方をこなせる汎用性の高さもある。22歳ながら2500万ユーロ(約31億2500万円)という“値札”を考えれば、クラブが目をつけている可能性は高い。

 リーガ3連覇を狙うバルサは、果たしてどのような最終ラインで開幕を迎えるのか。EURO、南米選手権、そして8月のリオ五輪での選手の活躍次第で、大きな動きが起きそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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