レスター岡崎が号泣FW浅野に緊急提言! 消極的横パスの改善には「海外に行くしかない」

脆弱性を示したデュエル改善には「球際の激しいところでプレーすればレベル上がる」

 プレミアリーグを制した男の言葉には強い説得力が感じられた。ハリルジャパンは7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で、守備陣のデュエルにおける脆弱性とFW浅野拓磨(広島)の同点機での消極的な横パスなど課題が露呈したが、日本代表FW岡崎慎司(レスター)が課題克服のために国内組に海外移籍を提言している。

 岡崎も先発出場した7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で日本は、前半28分にMF清武弘嗣(ハノーバー)のゴールで幸先良く先制しながら、バヒド・ハリルホジッチ監督が強調するデュエル(1対1の競り合い)での脆弱性を、フィジカルに優れるボスニア相手に露呈。不用意な守備からの失点と決定力不足を露呈し、1-2の逆転負けを喫した。7-2で大勝した3日のブルガリア戦では開始3分に電光石火のヘディング弾を決めた岡崎も、この日は沈黙。代表通算49得点を誇るエースも決定力の向上は永遠の課題と指摘し、決定力不足とデュエルの面でレベルアップするためには、海外リーグ挑戦が近道になると指摘している。

「(シュートの課題は変わらずだが)まあ、でもそれは日本人にない部分なので。それを感じるのは当然のこと。(解決のために)一つのプランでいうと海外に行くこと。もう一つはCBが早くそのレベルに行くというのもデカいかな。それくらい球際のところで激しくプレーすればレベルが上がるはず」

 ボスニア戦では1-2のビハインドで迎えた後半ロスタイムに、FW浅野拓磨(広島)がエリア内右でチャンスを迎えたが、シュートではなくゴール前へのパスを選択。しかしパスはDFにクリアされると、こぼれ球を詰めた清武のシュートも枠を大きく外れて同点のチャンスをフイにした。浅野は試合後に悔し涙を流したが、岡崎はシュートへの強い意識を持たなければ成長はないと厳しくダメ出し。次世代の選手たちに向けては、海外仕様への意識改革が必要だと説いている。

 

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