森保ジャパンは「タレントの無駄遣い」 英記者、中国戦の“冒険心なき”采配を疑問視

この勝利で日本のプレーが冒険心に欠けるものになることも保証された

 同組のライバルに勇気を与えた日本の勝利は、同時に森保監督が最低でもあと1カ月は、現在の役職に留まることも約束した。対戦相手からすれば、当面の間、日本のプレーが冒険心に欠けるものになることも保証されたのだ。

 東京五輪の決勝トーナメントでも見たように、かつてのサンフレッチェ広島の監督は実用主義者だ。彼は確率を優先する。そして、リスクを排除する。これは日本が用いることのできるタレントの無駄使いに他ならない。

 異なる方法を取るチャンス、中国を圧倒して自分たちの強さを示すことに失敗した。もっとも森保監督が指揮官のうちに、これ以上を期待するのは、認識が甘いのだろう。

(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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