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“不屈の10番”ハメスが南米選手権で2戦連発! レアルで評価を取り戻し今夏放出回避か
初戦で左肩脱臼も、第2戦のパラグアイ戦に強行出場し決勝ゴール!
コロンビア代表MFのハメス・ロドリゲスが、7日(日本時間8日)のコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)第2戦のパラグアイ戦で、左肩脱臼を抱えながら強行出場。前半30分にゴールを決める活躍を見せ、2-1の勝利に貢献した。レアルで素行不良などの問題で出場機会を失っているエースは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のアトレチコ・マドリード戦でベンチを温め続け、来季に向けて放出濃厚とされていたが、南米選手権での2試合連続ゴールの躍動により高評価をゲット。スペイン地元紙「AS」は、「ハメスは売り出さない」と特集している。
パサデナ・スタジアムに、ハメスが驚きをもたらした。初戦のアメリカ戦で左肩を脱臼したエースは途中交代を強いられ、この試合は欠場が濃厚とされていた。だが、コロンビア代表の10番は4-2-3-1システムのトップ下に君臨。そして、圧巻の輝きを見せた。
前半30分、FWカルロス・バッカが右サイドからボールを持ち込むと、エリア内でMFエドウィン・カルドナが粘り、左サイドにつなぐ。このボールに走り込んだのはハメスだった。左足で強烈なシュートをゴール右隅に叩き込むと、両手を大きく広げた。ベンチで待つ控えメンバーの輪に絶叫しながら突進した。
パス、ドリブルなどでもアメリカの大地で輝きを放ったハメスは、2-1勝利の主役となった。今季はレアルで出番を失っていたコロンビアの英雄は、アメリカでの活躍により評価を取り戻している。