本田、香川に匹敵する能力を見せつけた先制点の清武 「結果を出さないと意味がない」と厳しく自己批判

 

前半28分に宇佐美からのクロスで左足先制弾

 貴重な先制弾も、直後の失点で泡と消えた。日本代表MF清武弘嗣(ハノーバー)は7日に行われたキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の前半28分に左足で先制点を決めたが、チームは逆転を許し1-2で敗戦。FW本田圭佑(ACミラン)とMF香川真司(ドルトムント)という主力不在の中でクオリティを示したが、「こういう時に結果を出さないと意味がない」と自分に駄目出しした。

 清武は左サイドで先発した3日のブルガリア戦に続く先発出場を果たした清武はトップ下で攻撃をけん引した。前半15分にはエリア内からのシュートがバーを叩くなど、積極的にゴールに迫った。

 すると同28分、待望のゴールが生まれた。左サイドでボールを持ったFW宇佐美貴史(G大阪)がドリブルでDF2人の間を割ると、清武にラストパスを通した。清武の左足で放ったシュートはやや当たり損なったが、それも相手GKのタイミングを外し、クロスバーをかすめながら、ゴールに吸い込まれた。

 しかし、直後の同29分にボスニア代表FWジュリッチに同点ゴールを許すと、後半21分にも再びジュリッチに決勝点を許した。逆転負けを喫した試合後、清武の表情は浮かなかった。

「残念です。左サイドでうまく崩せたので、前半にもう1点取れるチャンスもありましたし、そういう意味では悔しいです」

 

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