森保体制は「曖昧」 韓国メディア、日本の”問題点”に見解「失敗を繰り返した」

日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】
日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】

森保監督下の戦いぶりに注目、重要な試合での"勝負弱さ"を指摘

 日本代表は、2日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦でオマーンと対戦し、ホームで0-1と敗れた。7日に行われる中国戦を落とせば、森保一監督の進退問題へと発展しかねないなか、韓国メディアは森保体制の日本について「はっきりとした結果が出ていない」と問題点を指摘している。

 7大会連続でのW杯出場を狙う日本は、ホームで迎えたW杯アジア最終予選の初戦で、FIFAランク79位の”格下”オマーンにまさかの敗戦。最悪の船出となったなか、7日にはカタール・ドーハで中国との一戦を迎える。実力的に優位に立つ日本だが、仮にこの試合を落とせば予選突破へ黄信号が灯り、指揮官の進退問題へ発展する可能性もある。

 対する中国も初戦でオーストラリアに0-3と完敗。日本戦の結果次第では、リー・ティエ監督の解任もあり得る状況となっているなかで、韓国の総合ニュースサイト「オーマイニュース」は「日本と中国の試合がギロチン・マッチになる可能性が高まっている。敗れたチームは、アジア最終予選で”No.1のクビ”という不名誉を被る可能性がある」と綴り、日中戦に注目。両代表監督のこれまでの戦績を振り返りながら問題点にも言及し、森保体制の日本については”勝負弱さ”を綴っている。

 記事では、森保監督が指揮した2018年のアジア競技大会(銀メダル)、19年のアジアカップ(準優勝)、今夏の東京五輪(4位)でそれぞれ明確な結果を出せなかったことを引き合いに、「森保体制の日本は全体の勝率は良いが、はっきりとした結果が出ていないという曖昧さがある」と指摘。さらに「これまでの日本代表監督とは異なり、実践的なサッカーを追求してきたが、この3年間、重要な試合のたびに失敗を繰り返し、相手チームの監督の戦い方に押されることをしてきた」と、手腕に対する見解を示した。

 W杯最終予選で黒星スタートとなったことで、中国戦は是が非でも勝利が求められることになった森保ジャパン。プレッシャーが圧しかかるなかで苦境をどう跳ね返すのか、その動向に韓国メディアも注目しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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