アーセナル冨安健洋、JFAの対応へ”感謝の意” 「それがなければ移籍できなかった」

日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

W杯最終予選の中国戦に向けたオンライン会見で移籍経緯に言及

 日本代表は3日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けたオンライン会見を実施。今夏にイングランドの強豪アーセナルへ加入したDF冨安健洋は、移籍の動きに絡み2日のW杯最終予選オマーン戦(0-1)を免除されたことに関して、感謝の意を述べた。

 イタリアのボローニャで2シーズンを過ごし、センターバックとサイドバックの両ポジションでハイレベルなパフォーマンスを見せてきた冨安は、22歳という年齢もあり今夏のステップアップ移籍の噂が継続的に上がっていた。そんななか、8月31日の移籍市場最終日に移籍への動きが加速し、名門アーセナル入りが決定した。

 冨安は当初、8月31日から日本代表合宿へ合流予定だった。しかし、移籍交渉が大詰めを迎えたことで、JFA(日本サッカー協会)側は帰国を免除。2日のW杯最終予選の第1戦・オマーン戦を欠場し、7日の第2戦・中国戦が行われるカタール・ドーハからの合流となった。日本協会のこの措置に対して、冨安は「移籍するために欧州に残してもらったのは感謝している。それがなければ移籍できていなかったと思う。まず、感謝しないといけない」と、改めて感謝の意を述べた。

 自身が欠場したオマーン戦で日本は、格下相手にまさかの敗戦。この試合でのパフォーマンスに関しては「コンディションもあったと思うが、試合の入りから90分間、消極的だったかなと感じた。ミスをしないようにというか。メンタル的なアグレッシブさが足りなかったように思う」と、課題に触れた。

 W杯最終予選突破に向け、中国戦では勝利が求められる。冨安は「チャレンジして、アグレッシブにプレーするところが必要だと思う。色々なことを考えすぎず、シンプルに1試合と捉えていつも通りのプレーができれば。アーセナルの選手としても見られる。そのプライドも忘れずにプレーしないといけない」と意気込んだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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