「全然良くない」 吉田麻也、日本のパフォーマンスを断罪「負けるべくして負けた」
W杯アジア最終予選の初戦でオマーンと対戦、後半43分に決勝点を許し黒星スタート
日本代表は2日、パナソニックスタジアム吹田でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦・オマーン戦に臨み、後半43分に自陣左サイドのクロスから決勝ゴールを許し、まさかの黒星スタートとなった。キャプテンのDF吉田麻也は試合後、「負けるべくして負けた。テンポも良くなかったし、コンビネーションも良くなかった」とこの試合を振り返った。
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日本はアジア2次予選で8連勝(46得点2失点)を飾り、グループFの首位で最終予選へ進出。FIFAランク79位のオマーン戦では、最前線にFW大迫勇也、2列目にはMF鎌田大地、MF伊東純也、MF原口元気が並び、激しい雨が振るなか序盤からボールを支配した。
前半28分には、吉田麻也のロングフィードから伊東に決定機が到来。巧みなトラップからシュートを放ったが、相手GKの正面に飛んでゴールならず。徐々に日本が押し込む時間が長くなったものの、先制点を奪うには至らず0-0でハーフタイムを迎えた。
日本は後半頭から原口に代え、セルティックで9戦7発と好調のFW古橋亨梧を投入する。先制点を狙いに出たが同6分、自陣右サイド深くからMFアブドゥラ・ファワズが供給したのクロスが、エリア内で待ち構えていた長友の左腕に直撃すると、モハンメド・アブドゥラ・モハンメド主審はPKを宣告する。
日本は失点のピンチを迎えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言により、モハンメド・アブドゥラ・モハンメド主審がオンフィールド・レビューを実施。その結果、PKは取り消され、日本にとっては命拾いとなった。
1点が遠い日本は後半18分、伊東に代えてMF堂安律、同25分には鎌田に代えてMF久保建英を投入。それでも1点遠かったなか後半43分、自陣左サイドからのクロスをFWイサム・アブダラ・アルサビに合わせられ先制点を献上。終盤に痛恨の失点を喫し、格下オマーン相手にまさかの黒星スタートとなった。
最終ラインを牽引した吉田は、フラッシュインタビューで「負けるべくして負けた。テンポも良くなかったし、コンビネーションも良くなかった。全然、良くなかった。まずはもっともっとインテンシティーを上げないと。思いきってプレーしなといけない」と指摘。オマーンの手堅い守備をこじ開けられず、無得点で敗れたパフォーマンスを断罪した。
次戦はアウェーでの中国戦。初戦を落とし苦しい状況となったこともあり「次は必ず勝ち点3を取らなければいかに状況になった。移動もあるので良いリカバリーをしないといけない」と、言葉に力を込めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)