ボローニャ監督、他クラブから関心の冨安に言及 「ここに来た時は誰も知らなかった」
ミハイロビッチ監督は「誰かを移籍させるとしたら、それは一人であり、唯一」と言及
イタリア1部ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、セリエAのアタランタ、プレミアリーグのトッテナムから関心を抱かれているとされる。夏の移籍市場の閉幕まで1週間を切ったなかで、シニシャ・ミハイロビッチ監督は、冨安を残したい思いがある一方で、プレミアのクラブからオファーを受ける選手に成長したことを喜んだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
今夏の移籍市場でオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチやU-21ベルギー代表DFアルトゥール・テアテらを獲得したボローニャ。ミハイロビッチ監督は、「私は5月に理想は売却がゼロで補強が2人と話した。実際には(補強は)3人になった。このまま、誰もクラブを去らないまま、移籍市場が終わってほしいね」と、主力をキープできていることに満足感を示した。
ただし、イタリア代表FWリッカルド・オルソリーニと冨安は、他クラブから引き続き、関心を抱かれている。オルソリーニについては「申し訳ないが、彼が去ることはない」と残留させる意向を示したミハイロビッチ監督だが、冨安に関しては放出も覚悟しているようだ。
「彼は(29日のアタランタ戦が行われる)ベルガモに連れて行くかもしれない。なぜなら、私たちは緊急事態だからだ。だが、彼がアタランタに行くことは考えたくないね。彼がクラブを去ることになったら、私は嬉しく思うよ。なぜなら、彼がここに来た時、誰も彼のことを知らなかった。それがプレミアリーグに行く可能性があるんだからね。もし彼が残留しても、私にとっては嬉しいことだ。重要なことは、彼は最後までプロフェッショナルであるということだ。これまでも言ってきたが、私たちが誰かを移籍させるとしたら、それは一人であり、唯一となる」
今夏の移籍市場でボローニャが選手を放出するとしたら、冨安だけになると明言したミハイロビッチ監督。移籍市場が閉まる前に、冨安は希望しているとされるプレミア移籍を実現することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)