バイエルンが昨夏一蹴したミュラーへのオファー マンUが提示した移籍金は「世界最高額だった」

驚愕のオファー内容を明かしたルンメニゲCEO 「1秒たりとも考慮しなかった」

 バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOがドイツ紙「FAZ」のインタビューに応じ、今季開幕前にマンチェスター・ユナイテッドから届いたドイツ代表MFトーマス・ミュラーへのオファーが「世界最高額だった」と語っている。

 開幕時点でユナイテッドを率いていたルイス・ファン・ハール前監督は、バイエルン指揮官時代にミュラーをデビューさせた経緯があり、教え子の獲得を熱望していた。獲得をリクエストされたユナイテッドのエド・ウッドワード副会長は、ルンメニゲCEOに対して何度もオファーを送信。しまいには、「私はウッドワードに伝えた。自分のEメールアドレスは変更できない。だから、ミュラーへのオファーの数々を送るのは止めるべきだ」と、まるでストーカーのように執拗にオファーを送ることをストップするように、ルンメニゲCEOがコメントを発するほどだった。

 それからほぼ1シーズンが経ち、ルンメニゲCEOは当時のオファーをこう話している。

「ミュラーはこのバイエルン州の出身で、ファンにとっては地元の英雄だ。昨年、マンチェスター・ユナイテッドからとんでもない金額でのオファーがあったが、1秒たりとも考慮することはなかったね。もしOKを出していたら、我々は世界のサッカー市場で最高記録になる移籍金を手にすることになっていただろう」

 

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