“神の子”トーレスがアトレチコと契約延長合意へ 「じきに完了する」と本人が明言

スペイン紙が報じる 来季CL制覇にも意欲

 アトレチコ・マドリードの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、クラブと契約延長で合意寸前であることを明らかにしている。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。

 5月28日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードにPK戦の死闘の末に敗れた時、トーレスは号泣した。エリア内でファウルを受けてPKを獲得するなど奮闘したトーレスは、ACミランからの期限付き移籍で加わっていた。ミランとの契約もアトレチコとのレンタル契約も6月末で切れる。

「現時点で細かい部分の詰めを残している段階で、すぐに解決すると思う。じきに完了すると思う。誰もが僕の情熱を知っている。合意間近だ。本当にあと少しなんだ」

 トーレスは来季以降もビセンテ・カルデロンに留まることで合意寸前と明らかにした。1月の段階ではディエゴ・シメオネ監督から今季限りでの退団を通告されたと報じられた”神の子”だが、後半戦に爆発。リーグ11得点を記録し、CL準々決勝バルセロナ戦でゴールを決めるなど勝負強さを発揮した。

 CL決勝での敗北について、シメオネ監督は「失敗」と厳しく自己批判した。だが、トーレスは「全身全霊で戦ったのだから、失敗なんかじゃない。あれは人生を賭けた試合だった。勝てなかったけれど、また人生を賭けたプレーをできるチャンスを探すことにするよ」と語った。新シーズンにCL決勝の舞台に舞い戻ることを誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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