アモーレがつなげた! 代表デビューから8年、思い出の地で香川と長友のホットライン貫通

「アシストされた記憶がなかった」

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)とDF長友佑都(インテル)のホットラインがついに結ばれた。3日のキリンカップ初戦ブルガリア戦(豊田スタジアム)の前半27分、左サイドを駆け上がったDF長友のクロスから香川はフリーのドンピシャヘッドで豪快なゴールを決めた。交際報道を堂々明かした長友からの“アモーレ”を受けた日本の背番号「10」は「ああいう形をもっと増やしたい」と連係に自信を深めていた。

 日本は前半4分のFW岡崎慎司(レスター・シティ)のゴールを皮切りに香川とDF吉田麻也(サウサンプトン)がそれぞれ2得点。 香川に変わって途中出場のFW宇佐美貴史(G大阪)とFW浅野拓磨(広島)の代表初ゴールとなるPKの計7得点で快勝した。後半はミスも目立って2失点するなど相手にPKを献上するなど不安定さは否めなかったが、香川は収穫を手にしていた。

 前半27分のシーンは、香川が長友からの絶妙クロスに対してエリア内でDFのマークを外し、完全フリーで珍しいヘディングシュートを決めた。この2人は、2008年5月24日のコートジボワール戦で共に代表デビューを飾った。その後、日本の主力に成長した長友と香川は長年プレーしてきたが、「佑都からアシストされた記憶は全くなくて」と振り返るように、2人の連係から生まれたゴールは、少なかった。

 

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