「中盤のボスだった」 シュツットガルト遠藤、開幕戦ゴールの鉄人ぶりを地元紙評価
東京五輪の3位決定戦からわずか8日、フル出場+今季第1号でチーム3位の「2」評価
ドイツ1部シュツットガルトは、現地時間8月14日に行なわれたブンデスリーガ開幕節のグロイター・フュルト戦に5-1で大勝した。新キャプテンに就任したMF遠藤航は、前半30分にいきなり今季チーム第1号となる先制ゴールを挙げるなどフル出場。地元紙の選手採点でも「中盤のボスだった」と高評価を受けている。
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オーバーエイジ枠でU-24日本代表の一員として東京五輪に出場した遠藤は、8月6日の3位決定戦メキシコ戦(1-3)からわずか8日、新シーズン開幕戦となるグロイター・フュルト戦に先発出場する。
ボランチの一角に入った遠藤は、前半30分にドイツ人MFフィリップ・フェルスターのラストパスをペナルティーエリア内で受けると、飛び出してきた相手GKサーシャ・ブルヒャートをかわすループシュートを選択。ストライカーばりの動きで今シーズンのチーム初ゴールをマークした。
遠藤の先制点で勢いに乗ったシュツットガルトは、前半36分にMFフィリップ・クレメントが追加点を奪うと、後半にはMFマルク・ケンプフの2ゴールを含む3得点を挙げ、最終的に5-1と大勝を飾った。
シュツットガルト地元紙「Stuttgarter Nachrichten」は、15分以上プレーした選手を対象に採点(1が最高、6が最低)を実施。2ゴールのケンプフと3アシストのDFボルナ・ソサがチーム最高の「1.5」で、それに次ぐ3位タイの「2」が遠藤に与えられた。
「オリンピックから戻ったあと、ペルグリノ・マタラッツォ監督は、エンドウがまるでチームを離れていなかったかのようにトレーニングに参加したと語った。これはまさに、新たなキャプテンがフュルト戦で見せたプレーそのものだ。彼は中盤のボスだった。そして(先制点で)リードを奪う瞬間、彼はどんなに素晴らしい足を持っているかを証明した。一つや二つボールロストしたことは問題ではなかった」
鉄人ぶりとともに、ゴールという結果も残した遠藤。新キャプテンに就任したシーズンは、最高のスタートとなった。