メガクラブ垂涎の逸材を次々と射止めるドルトムント ポルトガルの新鋭左SB獲得にも成功か

今夏に主力の大量流出危機も、移籍市場で”スカウト力”が猛威を振るう

 積極的な若手の補強に動くドルトムントは、仏1部のロリアンでプレーする22歳のポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロの獲得に近づいているという。スポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」が報じている。

 ゲレイロはフランス生まれのポルトガル代表で、170センチと小柄だが攻撃力が売りの左サイドバック。2015年のU-21欧州選手権では大会ベスト11にも選ばれ、欧州のメガクラブも注目する存在となった。

 バルセロナや、ドルトムント前指揮官のユルゲン・クロップ監督率いるリバプールなども興味を示しているが、こうしたライバルたちよりも争奪戦をリードしているという。その背景にはやはり若手選手の育成に定評のあるドルトムントの環境があるようだ。

 ドルトムントはバルセロナとの争奪戦の末、19歳のU-21フランス代表FWウスマン・デンベレ、オサスナからU-19スペイン代表MFミケル・メリーノの獲得を決めている。メガクラブも狙っていた注目の逸材を確実に射止めているが、それにはしっかりとした理由があるという。

 ミヒャエル・ツォルクSDは「レアル(・マドリード)やバルセロナ、チェルシーのようなクラブでは各ポジションに2人のトップスターがいる」と、ビッグクラブでは若手選手にチャンスがないとの問題点を指摘。その一方で、ドルトムントには若手選手がステップアップするための土台が築かれている。

 

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