メガクラブ垂涎の逸材を次々と射止めるドルトムント ポルトガルの新鋭左SB獲得にも成功か

育成の実績が後釜獲得につながる好循環

 これまでもドルトムントは若くて移籍金も安い選手や下部組織出身のタレントを育て、高い移籍金で売却することでクラブの成長を支えてきた。ドルトムントは有望な選手を確保でき、選手は若いうちから高いレベルでの経験が積めるため、「Win-Win」の関係性ができ上がっているとレポートされている。

 近年ではドイツ代表MFマリオ・ゲッツェやポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキといった選手が、ドルトムントでワールドクラスに成長し、ビッグクラブ(いずれもバイエルン・ミュンヘン)へ旅立っている。しかし、彼らの抜けたポジションでは、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやMFクリスティアン・プリシッチが台頭するという好循環が生まれている。

 今夏もドイツ代表DFマッツ・フンメルスをバイエルンに売却。アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンやドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンも移籍濃厚となるなかで、すでに後釜候補となる逸材獲得の噂が続々と報じられており、迅速な対応が進められている。注目株のゲレイロ獲得も、将来を見据えた堅実な補強となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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