「人種差別主義者の圧力に屈したんだ」 恐喝容疑でEURO落選のベンゼマが仏代表監督を非難

フランス代表は「僕を不当に扱った」

 しかし、本人は同紙のインタビューで「司法レベルではまだ判断されていないけど、僕は無実だし、自分が正義であることを証明するために待機している必要があるんだ」とし、落選の理由は恐喝問題ではない部分にあるとぶちまけた。

 「彼自身はそうではないと思うが……」とベンゼマは前置きをしたうえで、「彼はフランスの人種差別主義者から受けた圧力に屈したんだ」と爆弾発言をした。北アフリカにルーツを持つベンゼマだけに、そうした圧力にフランス代表を率いるデシャン監督が屈したと、猜疑心を抱いているのは確かなようだ。

 「人生の中で憎しみあってはならない。過ちから学び、このような苦しい時に反映すべきなんだ。今、僕はレアルで最高のタイトル(CL)を獲得して落ち着いている。フランス代表は僕を不当に扱ったことを理解しているはずだ」とベンゼマは恨み節を続けた。開催国として通算3度目の欧州制覇を目指すフランスにとっては、厄介な雑音であることは確かだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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