モウリーニョがプレミアの競争力を警戒 宿敵ペップとの”ダービー”への過剰な意識は「許されない」

スペイン時代のライバルと来季プレミアの舞台で再会

 マンチェスター・ユナイテッドはジョゼ・モウリーニョ監督、マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラ監督をそれぞれ新監督として招聘した。2010年から12年までの2シーズンは、それぞれがレアル・マドリードとバルセロナというスペインのライバルクラブを率いてタイトルを争った。そして、来季は場所をイングランドに移して再び火花を散らす争いが繰り広げられる。

 ユナイテッドの指揮官に就任したモウリーニョ監督はプレミアリーグ全体の競争力の高さを強調した上で、宿敵グアルディオラ監督ばかりを意識していれば、他のチームに足をすくわれかねないと気を引き締めていた。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 昨年12月に成績不振によってチェルシーを追われたモウリーニョ監督は、チームメディカルスタッフに対するパワハラ問題や度重なる審判批判で罰金を食らうなど散々なシーズンだった。しかし、およそ半年後にルイス・ファン・ハール監督を更迭した名門ユナイテッドと契約。再びプレミアリーグの舞台で指揮を執ることになった。

 チェルシーでは、同じロンドンのアーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督と何度も激しい舌戦を交わしたライバル関係にあり、ダービーマッチで名勝負を演じてきた。マンチェスターではかつてスペインでしのぎを削ったペップことグアルディオラ監督と再会する。ポルトガル人指揮官は過剰なライバル意識は危険だと、自らに警告した。

 

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