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ミラン会長が中国企業に身売り後も3年間の留任を示唆 ブロッキ監督”続投”の衝撃プランも明かす
身売り交渉中のベルルスコーニ会長が、悪夢のような”現状維持”のシナリオを語る
ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は、身売り交渉を進めている中国人グループの要望により来季から3年間会長職に留まる方針を明らかにした。さらに今季終盤戦で指揮を執ったクリスティアン・ブロッキ監督も続投になるという、名門復活を願うミラニスタにとっては悪夢のようなシナリオも披露している。衛星放送「スポーツ・メディアセット」で語ったもの。
「私の願いを叶える適切な解決策を見出したいと希望している。私の願いとはイタリア、欧州、いや世界でミランを主役にするための投資の確約だ。重要な中国企業と交渉を進めている。それはクラブが頂点に立つための命綱になる。私にとっても重要なことだ」
今季ミラン買収30周年を迎えた元イタリア首相の名物オーナーはこう語った。膨れ上がった負債と、2015年度で100億円以上の赤字を計上した経営状態から、中国企業グループとミランの身売り交渉を進めていた。親会社フィニンベスト社の株式70パーセントを約7億ユーロ(約900億円)で売却する取引において、交渉締結の条件に元イタリア首相の名物オーナーは身売り後も3年間会長職に留まることを契約書に盛り込むことを要求していた。そして中国人サイドは、絶対権力者が突きつけた条件を飲み込んだようだ。
「中国人は私に会長として、今後3年続投することを希望している。私もそれを許可した。合意に達することができれば、私が30年間経営した後、ミランにとって正しい後継者を見つけなければいけないね」
当初はベルルスコーニ会長が3年続投を要求していると明言していたはずが、いつの間にか中国人サイドの要望で続投することになったと話が変わっていた。そして身売り後も、ライフワークと言える現場介入を続ける方針だという。
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