疫病神状態の悪童バロテッリに拾う神が登場か 来季所属先にトルコ強豪ガラタサライが急浮上

2年連続リーグ1ゴールと不振極める

 ACミランで今季1得点の不発に終わった悪童FWマリオ・バロテッリは保有権を持つリバプールからも戦力外通告を受けており、厄病神状態だったが、拾う神が登場したようだ。トルコ強豪ガラタサライが獲得のオファー準備に突入した可能性が浮上している。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 昨季リバプールでリーグ戦1得点の不発に終わった挙句、ピッチ内外での問題行動の目立った悪童は今季レンタル料ゼロ、給料の30パーセントをリバプールが負担する厄介払い状態でACミランにやってきた。だが、ミランでも股関節の故障に苦しむ不運も重なり、リーグ1得点という衝撃的な不振だった。

 ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長はバロテッリの買い取りオプションを行使しない方針を明言しており、契約上はリバプールに戻ることになる悪童だが、バロテッリ不在中にやってきた名将ユルゲン・クロップ氏もバロテッリを戦力としてみなしていない。

 そこで白羽の矢を立てたのはトルコ強豪ガラタサライだという。1月に北京国安へトルコ代表FWブラク・ユルマズを放出したチームは前線の補強を急務としており、25歳の問題児がナンバーワンターゲットとなったとレポートされている。

 これまでバロテッリに名乗りを上げたのは、セリエBから来季1部に昇格するクロトーネのみ。イタリア南部の小クラブがバロテッリの週給8万ポンド(1280万円)という高額年俸を支払うことは不可能だ。イタリアサッカー界希望の星と呼ばれながらも自業自得で流転を繰り返す悪童は来季トルコに流れるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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