再び暗躍するレアル会長 ジダン監督に電撃解任、エメリ監督就任の可能性も

ペレスのルール

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、28日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝アトレチコ・マドリード戦で敗れた場合、電撃解任となり、後任にセビージャのウナイ・エメリ監督が就任するという話が急浮上している。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じた。

 今年1月4日にチーム崩壊危機のレアルの監督に就任したジダン監督は、水際立った手腕を見せてきた。リーグ戦では、12連勝で締め、首位バルセロナを勝ち点差1まで猛追。CLでも決勝に進出しており、トップチーム監督1年目から手腕を買われた。かつての天才司令塔の来季続投は、確実視さ れていた。

 だが、最新のリポートによると、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が暗躍。セビージャを欧州リーグ3連覇に導いたエメリ監督に特使を派遣し、ミラノで行われるCL決勝まで去就を決めないように指令を出したという。

 アトレチコの軍門にレアルが降った場合は、来季エメリ新監督が誕生する可能性が浮上しているというのだ。セビージャと、エメリ監督は契約期間をあと1年残しているが、ACミランも来季監督候補にリストアップするなど、その手腕に対する評価は高い。

 壊滅寸前のレアルを立て直したジダン監督に対する評価は、メディア、選手、サポーターからも絶大だが、優勝できなければ名将カルロ・アンチェロッティですら周囲の反対を押し切りクビにするのがペレ スのおきて。ジダン監督は、来季もレアルのベンチで指揮を執れるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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