東京五輪「未招集ベスト11」 ムバッペら“来日できなかった”スター候補の顔ぶれは?

コートジボワールのディオマンデは東京五輪で見たかった逸材

 最終ラインのウパメカノ、クンデ、DFエデル・ミリトンはワールドカップ(W杯)など年齢制限のない国際舞台でもトップレベルの働きが期待できる3人。そのほかのDF陣ではリヨンに所属するコートジボワールのDFシナリー・ディオマンデが面白いタレントで、願わくは東京五輪でブレイクしてほしかった。

 守護神にはA代表のレギュラーであるGKウナイ・シモン(スペイン)をはじめ良いメンバーが揃ったので、逆の意味で3人を選ぶのに苦労した。そのなかでEUROでシモンの控えだったスペインのGKロベルト・サンチェス、セリエAのローマで活躍するブラジルのGKフサト、そしてナントのGKラフォントを選出。ファーストチョイスの守護神はラフォントとした。

 五輪の場合は開催時期やサッカーにおける位置づけ、規定の事情もあり、国によってベストメンバー度にかなりの差が出ているのも事実だが、本番では出場する選手たちのメダルを懸けた熱い戦いに期待したいところだ。

河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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