中国企業に身売り後もミラン会長は3年続投!? 来季補強の舵取り役も託された事実を自ら暴露

ベルルスコーニ会長が衝撃発言 「私が3年間会長として留まる」

 ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が、身売り交渉を続けている中国企業グループから、株式売却後も補強戦略の舵取りを託されたという衝撃の事実を暴露。身売り後も3年間は会長職に留まることを要求しているワンマンオーナーは、今季1得点と不振に終わったイタリア代表FWマリオ・バロテッリら5選手を放出する“粛清人事”を進めていることを明らかにした。地元テレビ局「テレロンバルディア」で語ったもの。

 逆風にさらされるミラン総帥は、クラブの親会社フィニンベスト社の進める身売り交渉の状況を報告すると同時に、自らが退陣する意思が全くないことを明確にしている。

「ミランは常に心の中に存在する。ミランのためにずいぶんと尽くしてきた。この30年間で数々の栄誉を手にした。この30年間はいい時代だったと言えるだろう。ACミランに本当に重要な結果をもたらすことができたのだから。今、私は過去に成し遂げた成功を再現するための資本を求めている」

 買収30周年記念となった今季はリーグ7位に終わり、イタリア杯決勝ではユベントスに惜敗。3年連続で来季の欧州カップ戦出場権を失った。シーズン終盤には、シニシャ・ミハイロビッチ前監督を独断で解任するなど旺盛な現場介入がチームの失速を招き、サポーターから大きな批判を浴びている。だが、ミランにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝、スクデットなど数々のタイトルをもたらしてきた元イタリア首相の心は、全く折れていなかった。

 

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