CL&EURO制覇のイタリア代表MF、代理人が移籍の可能性に言及 「すべてはクラブ次第」
チェルシーと2年契約を残すジョルジーニョ、ユベントスからの関心が噂される
2020-21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたチェルシーに所属するMFジョルジーニョは、イタリア代表として欧州選手権(EURO)にも優勝し、クラブと代表で欧州の頂点に立った。チェルシーと2年契約を残すジョルジーニョにはユベントスからの関心が報じられているが、代理人のジョアン・サントス氏は「現時点では、彼は来シーズンもチェルシーでプレーする」と話しつつも、移籍の可能性がゼロではないことを認めている。英紙「ザ・サン」が報じている。
PK戦までもつれたEURO決勝のイングランド戦(1-1/PK3-2)では、PK戦でイタリア5人目のキッカーとして登場したが、GKジョーダン・ピックフォードにセーブされてしまい、イタリア代表でのPK成功率100%の記録が途絶えたジョルジーニョ。しかし、EUROでのプレーメーカーとしての活躍ぶりは再評価され、今年のバロンドール候補に推す声も挙がっている。
そんなジョルジーニョに対して、王座奪還を目指すユベントスが関心を示しているとされるが、ジョアン・サントス氏はイタリアメディア「Calciomercato.it」に対して、「複数のオファーが寄せられている。29歳という年齢で、彼はヨーロッパのトップクラブでプレーできるし、多くのクラブが関心を持っている」と、オファーの存在を認めている。
そして、「彼は(チェルシーと)2年の契約があるため、すべてはクラブ次第だ。この先、クラブW杯、欧州スーパーカップという大会がある。サッカー選手にとって、これは大きな目標だ。だが移籍市場は、常に移籍市場だ。もし、メジャーなクラブが真剣なオファーをチェルシーに出してきたら、私たちは考えることになる。ただ現時点では、ジョルジーニョは来シーズンもチェルシーでプレーする」と、オファー次第であると続けた。
昨季途中に就任したトーマス・トゥヘル監督の下、重要な役割を果たしていたジョルジーニョ。一方、チェルシーはノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの獲得に乗り出しており、超高額な移籍金を捻出する必要がある。コパ・アメリカやEUROが終わり、いよいよ本格的に動き出す移籍市場で、ジョルジーニョの動向にも注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)