エースFWケイン流出阻止へ…トッテナムが「契約する可能性のある3選手」に英注目
ケイン引き留めへの補強策として、オナナ、クンデ、デンベレを英紙独自にリストアップ
トッテナムは、2021-22シーズンに向けてポルトガル人のヌーノ・エスピリト・サント新監督を迎えた。ジョゼ・モウリーニョ監督の解任後、ようやく正式な後任を迎えたが、チームには息をついている暇はない。今度は、タイトル獲得のために退団を希望しているとされるエースのイングランド代表FWハリー・ケインの引き留め作業が待っているからだ。新監督の招聘以上に困難だと見られるミッションだが、英紙「デイリー・エクスプレス」はエースFWにクラブの“本気度”を伝えるための補強候補3選手を独自にリストアップした。
現在、ケインの獲得に最も近いとされるのは、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが退団したマンチェスター・シティだ。トッテナムとしては、ジョゼップ・グアルディオラ監督の率いるライバルクラブへの放出を望んでおらず、20-21シーズンのプレミアリーグ得点王に輝いたエースFWの流出阻止を目指している。そのためには、来季にタイトル獲得を狙えるだけの陣容を整え、“本気度”を示す必要があるだろう。
「デイリー・エクスプレス」紙は、「ヌーノ監督がハリー・ケインをキープするために契約する可能性のある3選手」と見出しを打ち、補強候補3選手を独自にリストアップ。その顔ぶれは、アヤックスのカメルーン代表GKアンドレ・オナナ、セビージャのフランス代表DFジュール・クンデ、そしてバルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレの3選手となっている。
オナナの獲得については、「アーセナル移籍が報じられているが、スパーズは彼の獲得に乗り出す可能性がある。このカメルーン代表GKは、ドーピング違反による出場停止処分を受けているため、11月までプレーできないが、妥当な価格で獲得できる可能性があり、ヌーノ監督は、スパーズの未来を築くために獲得を検討しているようだ」としている。ライバルを出し抜いて獲得できれば、ファンにとっても大きな喜びとなるだろう。
22歳のクンデも、今後の守備の要になる可能性がある存在だという。6000万ポンド(約92億円)の移籍金は、トッテナムが今夏支払うのは難しいかもしれないが、「新監督が好む3バックを実現するためには、センターバックの補強は不可欠」としている。
(FOOTBALL ZONE編集部)