無冠アーセナルがユーベの”CL男”獲得に動く 移籍金はクラブ史上最高の68億円超えか

来季へFW補強が必須のアーセナルがユベントスのモラタに照準

 3シーズンぶりの無冠に終わったアーセナルが、逆襲に向けて補強に動き出した。新たな前線の柱としてスペイン代表FWアルバロ・モラタを獲得するため、ドイツ代表MFメスト・エジル獲得の際に支払った移籍金4240万ポンド(約68億円)というクラブレコードを塗り替える可能性があるという。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。

 モラタは2014年に下部組織からプレーしていたレアル・マドリードを離れ、セリエA王者ユベントスへ完全移籍。昨年12月には2020年まで契約延長を果たした。

 ただし、契約には2016-17シーズン終了まではレアルが買い戻し可能なオプションが付いている。買い戻しに必要な金額は3000万ユーロ(約37億円)と言われ、今夏のレアル復帰の可能性も浮上している。モラタも古巣とコンタクトを取っていると明かしていた。

 記事によれば、そこに横槍を入れようとしているのがアーセナルだ。レアルがモラタを買い戻した後にアーセナルが獲得するというプランがあるようだが、その場合の移籍金は13年に同じくレアルから獲得したエジルの4240万ポンドを上回るクラブ史上最高額になると伝えられている。

 アーセナルはイングランド代表FWダニー・ウェルベックが右膝の手術を受けた影響で9カ月の長期離脱となった。イングランドFWテオ・ウォルコットにも移籍の噂が出ており、さらに今季16得点のフランス代表FWオリビエ・ジルーも終盤にリーグ15試合連続無得点が続くなど、調子の波が激しい。攻撃陣の不安を解消するためにも、来季に向けて新エース候補の補強が望まれている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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